Talend Open Studio バージョンアップの方法 (ジョブの移行)

Talend Open Studio で 新しいバージョンへのバージョンアップ方法をご紹介します。この記事は、Talend Open Studio for Data Integration v5.5.0 をベースに作成しています。

Talend Open Studio のバージョンアップ方法をご説明する前に、Talend Open Studio のバージョンについて考えてみたいと思います。

確か、Talendは半年に一回くらいのペースで、マイナーバージョンアップが繰り返されていたと記憶しています。マイナーバージョンとは、例えば、5.4から5.5 へのバージョンアップがそれに当たります。

Talend の有償製品も同じペースでマイナーバージョンアップが繰り返されていますが、有償製品に明確に定められているのが、製品のライフサイクル。そのバージョンのサポートがいつ切れるのか、ということに関わってきます。

Talendの有償製品は、比較的そのライフサイクル期間が短いようです。データ連携は、一度構築したら、どちらかと言えば早々に環境を変更させることを避けたいと思う仕組みの一つであり、例えばEAIやETLとして利用しているケースにおいては、入力側、出力側両方のシステムを巻き込んだ動作検証が、製品置き換えやバージョンアップの際に関わってきます。プログラムの修正があるにせよ、できるだけ実行基板の変更は据え置きとし、現状維持が好まれます。

とは言え、Talend Open Studio の括りで見ると、あくまでも開発環境です。運用上、どうしても複数のバージョンを共存させて使うこともあります。その場合は、異なるディレクトリに環境を構築すれば良いです。以下にバージョンアップに関わる制約条件について記載します。参考までにご覧下さい。

  1. Talend Open Studio のインストーラでは、異なるディレクトリにインストールされる。
  2. TOS_DI-Win32-r<リビジョン番号>-V<バージョン番号>というフォルダが使用される。例:TOS_DI-Win32-r117820-V5.5.0。
  3. バージョンアップをしても、旧バージョンのStudio は起動したりデバッグ・実行が可能。
  4. 旧バージョンで開発・使用したジョブは新バージョンに移行可能。
  5. 新バージョンで開発したジョブは旧バージョンは利用不可。

 


 

古いバージョンでやること

1.旧バージョンのTalend Open Studioから新バージョンに移行したいプロジェクトを一度エクスポートします。

プロジェクトのエクスポート(プロジェクト移行の準備)

プロジェクトのエクスポート(プロジェクト移行の準備)

2.エクスポートの指定では、「アーカイブフォルダ」を選択し、ZIPファイルパスをセットします。エクスポートアイテムには、「すべて選択」が表示されます。「終了」ボタンをクリクすると、自動的にアイテムのエクスポートが始まります。

スポンサードリンク
エクスポートファイルの指定

エクスポートファイルの指定

3.上記手順に指定したパスに、エクスポートアイテムが出力されることを確認します。

エクスポートファイルの確認

エクスポートファイルの確認

 

新しいバージョンでやること

4.インポート先の別のバージョンの Talend Open Studioを起動し、上記の手順でエクスポートしたプロジェクトのアーカイブファイルをTalend Open Studioに認識させます。まず初めに、プロジェクトを作成しましょう。旧バージョンから取得したバックアップをリストアする先の環境になります。

インポート先のプロジェクトを作成し、開く

インポート先のプロジェクトを作成し、開く

5.プロジェクトを開いたら「項目のいんポート」ボタンをクリックします。

インポートの準備

インポートの準備

3.インポート画面では、アーカイブファイルを選択します。選択すると、アーカイブファイルに含まれる各ジョブが一覧表示されます。インポート対象アイテムは適宜変更下さい。この例では、全件(Select All)のインポートが指定されています。

インポート対象の確認・指定

インポート対象の確認・指定

4.インポートが実行されると、エラー無しであれば以下の画面のようにカスタムコンポーネントがリポジトリに取り込まれます。

インポートされたプロジェクト

インポートされたプロジェクト

 

以上で、Talend Open Studioのバージョンアップ時に必要な、ジョブの移行方法についてご紹介しました。